おはようございます。
若松です。
今回のブログテーマは、
前回の【スポーツ現場での役割について】の続きとして書かせていただきます。
一般の方でも読める内容になっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
前回の内容では、私がフィジカルトレーナーとして現場に関わらせていただいており、その中でどのようにトレーニングしているか、どのようなテーマを持ってフィジカルトレーニング等の指導をさせていただいているかをご紹介しました。
さて、フィジカルトレーナーとして、選手のベストコンディションを維持していくことは前提条件として、選手自身のモチベーション(やる気)が無ければ、ここぞという場面で力を発揮することは到底難しいのではないかと思います。
私が過去に読んだ著書の中で、ダニエル・ピンク著の「モチベーション3.0」という本があるのですが、今回のブログ内容にぴったりだと思ったので本棚から引き出してきました。ぜひ皆様にも内容を知っていただければと思いましたので、一部を要約してご紹介したいと思います。
(今回のトップ画像の本です)
モチベーションには3つの段階がある
●モチベーション1.0
生きるために必要だからやっている。(生理的欲求)
●モチベーション2.0
報酬が欲しいからすること。(アメとムチ)
●モチベーション3.0
やっていること自体が楽しいからやる。(内発的動機)
*これらの3つで考えると、本当に力を必要とする場面で、どこまでモチベーションを持っていったら良いかは皆さんもお分かりだと思います。
例えば、フィジカルトレーニング。
直線的な素走りや器具を使ったサーキット形式のメニュー、競技に特化したメニューなど様々あります。
簡単に言うと、キツいし、できれば避けたいなと思ってしまうトレーニングですが、試合に向けてコンディションを上げていく為に必要なトレーニングです。
いかにして、選手のモチベーションを「2.0→3.0」に変え、トレーニング効果を上げていくかが、フィジカルトレーナーの役割だとも考えています。
例えば、
/トレーニングメニュー自体の内容
/メニューの組み方(強度や休息やセット数など)
/一人で走るのではなく競わせる、または道具を使用する
/コーチの声のかけ方
/選手一人一人の掛け声やチームの雰囲気
など、様々な工夫次第では、3.0に持っていくことが可能になると思います。
最後に、現場で関わる選手のみならず、ワイズ・パーク内でのパーソナルトレーニングやリハビリにおいても日々心がけて実践していることでもあります。夏の暑い時に、わざわざワイズ・パークに足を運んでいただいているお客様や、パーソナルトレーニングを受ける方のモチベーションを「3.0」に持っていけるように、日々勉強をして頑張っていきます!!
若松